「カードカウンティング」という言葉をご存知でしょうか?
トランプなどのカードを使うギャンブルで場のカードをカウントして、ディーラーや自分を含めた他のプレイヤーが手に入るカードを予測するテクニックです。
かつては、カードの汚れや曲がりなどの傷を暗記していたそうです。
しかし、この方法が使われていたのはかなりの大昔の事です。
当然、現在はそのような方法は使えません。
今やカードシャッフルはディーラーの仕事では無く、機械がやってくれます。
そのため、ディーラーのシャッフルのクセなどによってカードに傷がつく可能性はありません。
また、一度使用したカードは基本的に廃棄しています。
ましてや、オンラインカジノというバーチャルな空間でカードカウンティングなんて可能なのでしょうか?
この記事では「カードカウンティング」がオンラインカジノで出来るかどうかを考察します。
カードカウンティングとは?
冒頭にもありますが場にあるカードを記憶し、ディーラーのカードを予測するテクニックです。
ギャンブルの場は流動的に動いているため、スピーディに覚える必要があります。
写真のように見たものをそのまま暗記できる「写実記憶」の持ち主や、鍛え抜かれた動体視力でディーラーのシャッフル中のカードの中身を見る…といった超人じみた能力で行っていた人も居たようです。
しかし、そんな芸当が出来るのはごく一部の人間だけです。
オンラインカジノ上では、ライブカジノでも視点が固定されている上、画質の状態も通信状態などによっては良くありません。
それなら、別なアプローチで勝負してみるのはどうでしょうか。
シングルデッキのブラックジャックを選ぶ
ブラックジャックには「デッキ数」があります。
「デッキ数」とは、使用するトランプの組の数を指します。
通常、ブラックジャックで使用するカード枚数はジョーカーを抜いた52枚1組です。
例えば「4デッキ」なら4組、「8デッキ」なら8組のカードが使用されています。
通常のブラックジャックは4~8デッキです。
何も書かれていない場合は、6デッキ使われていることが多いです。
「カードカウンティング」の考えでは、当然デッキ数は少ない方が良いです。
むしろ、デッキ数が増えて良いことはありません。
デッキ数が増えると、その分良いカードが手に入りやすくなるからです。
良いカードが手に入りやすくなると、プレイヤーに若干不利になります。
何故なら、ギャンブルにおいてのブラックジャックの勝率は5割を切るからです。
例えば、プレイヤーがカードの合計数値22以上で「バスト」した場合は確実に負けてしまいますが、ディーラーが「バスト」してもプレイヤーが「バスト」なら実質ディーラーの勝ちになります。
「バスト」同士はプレイヤーの負けとなり、この差が勝率にもつながります。
そのような中、「シングルデッキブラックジャック」というのも存在します。
「シングルデッキ」は1デッキという意味です。
つまり、トランプを52枚しか使用していません。
全体のカード枚数が少ないのでソフトな「カードカウンティング」をすることは可能でしょう。
このゲームはプレイヤーが3ハンドまでベットポジションを持つことが可能です。
仮に、ディーラーのカードが「K」だったとしても、プレイヤーの3ハンドの中で「A」が4枚入っていたとしたら、ディーラーに「ブラックジャック」の役は100%ありません。
逆に、ディーラーのアップカードに「A」が入っていて、プレイヤー側の3ハンドに「10」を表すカードが一つも入っていなかった場合、ディーラーが「ブラックジャック」の可能性が高くなります。
確率としては35.6%程です。
3回に1回以上は「ブラックジャック」の確率なので、「インシュランス」をベットしてみても良いかもしれません。
注意点として、このゲームはライブカジノではないため1ゲーム毎にカード枚数はリセットされます。
オンラインカジノなりの立ち回り方
ライブカジノのデッキ数は「8デッキ」が多いです。
8デッキもあると、カードカウンティングなんて無理だと思うかもしれません。
しかし、ライブカジノの場合は毎回全部のカード交換はしません。
大体半分(4デッキ分)程使用してから交換します。
半分使用した場合、数値が偏っている可能性は十分あります。
交換に近いタイミングで勝負をすると良いでしょう。
それには、今まで場に出たカードを把握しておく必要があります。
しかし、「写実記憶」を持っている人でもない限り4デッキ分ものカードを覚えることは難しいです。
それなら、覚える数値を絞りましょう。
ブラックジャックに関わる「10」「J」「Q」「K」「A」だけで良いです。
ですが、それでも覚えるには少々辛い量です。
そんな時は、メモをしてしまいましょう。
オンラインカジノでは、カジノ側からもこちらが見えません。
堂々とメモをしてしまえば良いのです。
これが今の時代のカードカウンティングの形になるかもしれません。